ALBAファインテックは、プラスチック原料のプロフェッショナルです。現在様々な用途に用いられるプラスチックですが、その用途、使用環境、加工方法などによって求められる特性が大幅に異なります。
私たちは、40年間にわたり、お客様の用途や使用環境、加工方法などを加味しつつ、最適な物性のプラスチック原材料を提案し、製造、安定提供することを続けて参りました。
1.プラスチック原材料
各種プラスチック原材料の着色、コンパウンド製造及び販売からプラスチック原材料のリサイクル加工まで、熱可塑性プラスチック原材料に関してはワンストップでご提供できる体制を整えております。
コンパウンディング
コンパウンディング(プラスティック原材料の着色、機能性付与等)は、ALBAファインテックの主要サービスのひとつです。着色についてはコンピューターカラーマッチングシステムの導入により、安定的な着色を保証する体制を構築しております。機能性の付与は、原材料の特性に合わせ、適切な配合で顧客のニーズに合った材料を提供しています。
製造する機能性コンパウンドの種類
- 着色
- 特殊着色 : パール、石目、メタリックなど
- 各種マスターバッチ
- 無機フィラー充填
- ガラス繊維強化
- 難燃化
- 摺動性付与
- ポリマーアロイ : PC-ABS、PET-ABS 他
- 液添ポンプによる液体注入
- リサイクル加工
コンパウンドとは?
プラスチックコンパウンドは、プラスチックに着色剤を混ぜて着色したり、ガラス繊維や無機物を添加したり、2種以上のプラスチックを混ぜ合わせたり、性質を改良する添加剤を加えたりして、使われる用途に適した色調や性能に加工されたプラスチックを言います。
私たちは多様のコンパウンド加工設備と試験設備を持って、コンパウンドの開発試作と製造を行っています。リサイクル加工
プラスチック製品製造過程で発生する端材(スプールランナー・スケルトンなど)をリサイクル加工し新たな原材料へ生まれ変わらせるお手伝いをします。多層シートのような複数のプラスチック原材料が混在していてリサイクルが難しい材料であっても、豊富な知識と経験によって、リサイクル加工を実現しております。
お客様の産業廃棄物処理コストの低減、環境配慮への取り組みへのご協力という形で多くのご支持をいただいております。
また測定・検査機器の充実を図り、通常は困難なリサイクルプラスチック原材料の品質を保証する体制も構築しております。製品開発・試作
開発用の小型2軸押出機により、数kg単位で製造することも可能であり、主に添加物の種類や量を調整するなどの試作に対応できる体制を整えています。この小型2軸押出機を活用してお客様の要求特性に合うように添加物の種類や量を最適化した材料設計をいたします。また、茨城県工業技術センターとの協力関係により、FTIR、TGA、GC-MASS、DSC、蛍光X線等の高度な分析も行えることができる体制も整備しているため、様々なニーズに対応することが可能です。
また、通常ではリサイクルが難しい端材についても、添加物の種類や量を調整するなどの試作によってリサイクルを実現しています。
取扱材質
アルバファインテックで加工するプラスチックは汎用プラスチックからスーパーエンプラまでの塩ビ以外のすべての熱可塑性プラスチックで、PE、PP、PS、ABS、PET、PAなどが代表的なものですが、サーモプラスチックエラストマーのコンパウンドも製造しております。
汎用プラスチック | PE | ポリエチレン |
---|---|---|
PP | ポリプロピレン | |
PS | ポリスチレン | |
ABS | ABS樹脂 | |
AS | アクリロ二トリルスチレン | |
PMMA | アクリル樹脂 | |
エンジニアリングプラスチック (エンプラ) |
PA6 | ポリアミド6 |
PA66 | ポリアミド66 | |
POM | ポリアセタール | |
PC | ポリカーボネート | |
PET | ポリエチレンテレフタレート | |
PPE・PPO | 変性ポリフェニレンエーテル | |
PBT | ポリブチレンテレフタレート | |
スーパーエンジニアリングプラスチック (スーパーエンプラ) |
PEEK | ポリエーテルエーテルケトン |
PPS | ポリフェニレンサルファイド | |
PPSU | ポリフェニルサルフォン | |
PSU | ポリサルフォン | |
PESU | ポリエーテルサルフォン | |
PAR | ポリアリレート | |
PAI | ポリアミドイミド | |
PEI | ポリエーテルイミド | |
LCP | 液晶ポリマー |
設備内容
ALBAファインテックでは、汎用プラスチックの原材料加工に必要な300℃からスーパーエンジニアリングプラスチックの原材料加工にに必要な380℃まで、あらゆる熱可塑性樹脂を加工できる加工設備を整えております。
また、検査設備も取り揃え、品質の安定性を保証しています。
製造設備
3種類の押出機ラインが主な製造設備です。
これら3種類の製造設備の他に開発用の小型2軸押出機を備えていて、数kg単位で製造することも可能となっており、主に添加物の種類や量を調整するなどの試作に対応できる体制を整えています。この小型2軸押出機は、共同開発の場面で大変貢献しています。
- 単軸押出機
- 2軸押出機
- 特殊単軸押出機
当社の製造設備の特徴は、主に以下の2点です。
- 小型機によりお客様の課題に数kg単位で添加物の種類や量を変えた試作ができます。そのため、製品開発における試作設備としてご活用いただくことも可能です。
- 量産用2軸押出機には複数の原料をそれぞれ重量制御で供給できる機能と、液体添加剤を高精度で注入できる機能があります。
品質評価設備
ALBAファインテックは、製造部門における工程検査に加え、物性検査を行うことができる設備を備え、すべての製品は品質管理部門の検査を経て、合格品が出荷されます。
具体的には、
- 射出成型機
- CCM(カラーコンピューターマッチングシステム)
- 熱プレス
- MFR測定器
- Izod衝撃測定器
- 引張り・曲げ試験機
- 小型シート押出機
- カールフィッシャー水分測定器
- 硬度計
- 比重測定装置
などの品質検査設備を備えています。
また、茨城県工業技術センターとの協力関係を築くことにより、FTIR、TGA、GC-MASS、DSC、蛍光X線等の分析を行う体制も整えています。
ALBAの強み・技術優位性
ALBAファインテックでは、常に新たなチャレンジを行い続ける事を大切にしています。加工技術はもちろん、製造技術、品質管理技術においても積極的に新たな取り組みを続け、お客様の需要に少しでも早くより良いモノをお届けする体制を日々向上させています。
その品質は、家電、自動車、医療機器などへプラスチックコンパウンドを安定供給していることで証明されています。
ロットサイズと品質
昨今、多品種少量生産の傾向の強まりも影響し、小ロット化への需要が以前にも増して拡大しています。また、消費者の品質への要求は年々高まり、プラスチックコンパウンドに求められる物性や品質もより高まっています。
ALBAファインテックでは、日々の新たなチャレンジによって生まれる柔軟性と40年間プラスチック原材料一筋で継続してきた経験および技術開発により、高品質・小ロットの両立を実現しています。新たな原材料へ積極的なチャレンジ
ALBAファインテックは、その取扱材料を「熱可塑性樹脂」に絞るとともにあらゆる熱可塑性樹脂を加工できる設備を整えました。汎用プラスチックの加工設備のみにとどまらず、スーパーエンジニアリングプラスチックの加工に求められる400℃までの加熱機能を備えた加工設備も有しています。
製造技術の継続的な改善
ALBAファインテックでは、製品に関わる技術開発はもちろんの事、製造設備、製造体制、検査体制など製造技術の改善にも注力し、これらの製造技術の進歩は、生産効率(納品スピードへの柔軟性)および品質の安定性という形でお客様に提供されています。
品質安定性への取り組み
ALBAファインテックでは、工場から出荷されるすべてのプラスチックコンパウンドについて、規定の品質検査を行っております。また、トレーサビリティシステムを確立しているため、万が一品質に問題が生じた場合においてもいち早く原因究明を行うことができます。
特にこの品質の高さとその安定性に関しては、医療機器メーカーなどへの継続的なプラスチックコンパウンドの供給というカタチで証明されています。
当社は常にお客様から頂戴した課題に真摯に取り組むことで成長してまいりました。 他社でできないと断られてしまった内容でもお気軽に下記までご連絡ください。 茨城県常総市鴻野山1765-1 |