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新型樹脂混練機COMPEOの導入

  • 2021.9.1
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新型樹脂混練機COMPEO導入

2021年9月1日
アルバファインテック株式会社

アルバファインテック㈱に令和3年8月に「スイスBUSS社の新型混練機COMPEO」が導入されました。
COMPEOはこれまでBUSS社が塩ビ分野などで培ってきたブッス・コニーダの卓越した技術を広範囲
の樹脂に適応すべく改良したもので、非常に幅広いプロセス性能の実現が可能となりました。

COMPEO機の特徴はひとことで申せば、混練による局部発熱を理想的に抑えた非常にユニークな
構造とメカニズムにより熱劣化の極めて少ない高度の混練や分散を可能としたもので、高温域は
350℃までの設定が可能であります。
従来の連続混練機はいずれも混練機内の狭い領域で強いせん断をかけて分散を図る構造であったのに対し、
COMPEO機はより広い領域で強いせん断を抑えて分散を図るため、局部発熱がなく樹脂の熱劣化が
抑えられています。このため発熱劣化による色相、物性の低下や劣化コンタミ、これらを避けるための
吐出の低下に悩む多くの用途に解決策を与えます。

この特性を生かした用途としてはバイオマスプラスチック、生分解性プラスチック、
高濃度フィラープラスチック、ハロゲンフリー難燃コンパウンド、CNFコンパウンド、
マスターバッチ等があります。

アルバファインテック㈱は日本導入のCOMPEO機の第一号機で、現在海洋汚染などの元凶と言われている
プラスチックをバイオマスプラスチック・生分解性プラスチックのコンパウンデングをおこない
環境保全にいち早く取り組む所存でございます。