サービス一覧

SERVICE

着色

自社で調色しています。一般的な着色に加え、パールや石目、メタリックなどの特殊着色も対応しています。 コンピューターカラーマッチングシステム(CCM)を使用することでお求めの色の近似値を絞り込み、そこからオーダーメイドいたします。また、このシステムにより安定的な着色を保証する体制を構築しています。
対応数量は25㎏の小口から。使用する樹脂の手配も可能です。 また、PL対応や機能性添加剤(耐候剤や耐電防止剤、抗菌剤など)の付与もしています。


取扱材質

汎用プラスチックからスーパーエンジニアリングプラスチックまで、 塩ビ以外のすべての熱可塑性プラスチックの着色、コンパウンドが可能です。 またバイオプラスチックなど環境配慮材の着色も可能です。

マスターバッチ

マスターバッチ(MB)とは、プラスチック用着色剤や機能性を付与する添加剤などを高濃度で練り込んだペレットのことです。 ナチュラルペレットと混ぜ合わせる量を調整することで濃淡の調整が容易にできます。 当社では着色MBの他、消臭剤や無機フィラーなどの機能性マスターバッチの製造もしています。

コンパウンド

樹脂コンパウンドとは、プラスチック原料を着色する以外に、異素材を相溶、 分散させることで機能性を向上させたり、付加価値を付与した、混練した樹脂のことです。

製造する機能性コンパウンドの種類

  • 着色
  • 特殊着色 : パール、石目、メタリックなど
  • 各種マスターバッチ
  • 無機フィラー充填
  • ガラス繊維強化
  • 難燃化
  • 摺動性、抗菌性、消臭性付与
  • ポリマーアロイ : PC-ABS、PET-ABS 他
  • 液添ポンプによる液体注入
  • リサイクル加工
  •             など

開発・試作

開発用の小型2軸押出機により、数kg単位で製造することも可能で、主に添加物の種類や量を調整するなどの試作に対応できる体制を整えています。
この小型2軸押出機を活用してお客様の要求特性に合うように添加物の種類や量を最適化した材料設計をいたします。また、通常では再生・リサイクルが難しい端材についても、添加物の種類や量を調整するなどの試作によってリサイクル材の開発を実現しています。

当社の製造設備の特徴は、主に以下の2点です。
  • 1.小型機によりお客様の課題に数kg単位で添加物の種類や量を変えた試作ができます。 そのため、製品開発における試作設備としてご活用いただくことも可能です。
  • 2.量産用2軸押出機には複数の原料をそれぞれ重量制御で供給できる機能と、液体添加剤を高精度で注入できる機能があります。

品質管理

当社では、出荷されるすべての製品について、規定の品質検査を行っております。 また、トレーサビリティシステムを確立しているため、万が一品質に問題が生じた場合においてもいち早く原因究明を行うことができます。 特にこの品質の高さとその安定性に関しては、医療機器メーカーなどへの継続的なプラスチックコンパウンドの供給というカタチで証明されています。

保有している検査設備は、下記の通りです。
  • 射出成型機
  • CCM(カラーコンピューターマッチングシステム)
  • 熱プレス機
  • MFR測定器
  • Izod衝撃試験機、シャルピー衝撃試験機
  • 引張り・曲げ試験機
  • 小型シート押出機
  • カールフィッシャー水分計
  • 硬度計
  • 比重測定装置
  • 顕微FT-IR
  •             など

また、茨城県産業技術イノベーションセンターとの協力関係により、FTIR、TGA、GC-MASS、DSC、蛍光X線等の高度な分析も行える体制を整えています。

環境配慮材

海洋プラスチックやマイクロプラスチックなど、環境に関わるプラスチックごみの問題が注目を集めています。しかし、現代社会においてプラスチックは幅広く使用されており、プラスチックを全く使わないということは現実的ではありません。私たちALBAファインテック㈱はモノづくり企業であり、直面している問題に真摯に向き合い、環境に配慮したプラスチックの提案、製造、販売を行ってまいります。

リサイクル材

再生プラスチックを作る技術としては、「マテリアルリサイクル」と「ケミカルリサイクル」の2つが主流です。弊社はマテリアルリサイクルの製品づくりを行っています。 様々な工場などで発生する端材や粉砕品を配合し、組み合わせることでお客様の希望する物性や色調などの品質に整え、新たな材料として使用していただけるよう、原料循環の後押しを行っています。
仕上りの品質は、新材と遜色のない製品を提供しています。

バイオプラ

バイオマスプラスチックは、石油由来の原料から生物由来の資源を原料に置き換える、もしくは割合を減らすことで脱炭素化へ向けた環境に配慮した材料のことです。セルロースなどのファイバーを配合するケースもあり、熱による劣化を生じやすく、加工性が難しい素材です。当社は、コンパウンドプロセスにおいてせん断による発熱を抑えながら攪拌混合に適したBUSS社のCOMPEOを導入いたしました。ヤケなどの熱劣化を抑え、高品質な製品を提供することが可能です。

生分解性樹脂

生分解プラスチックは、土壌や海中に存在する微生物によって最終的には水と二酸化炭素にまで分解されるため、自然環境への負荷が少ない材料として導入が進んでいます。バイオマスプラスチックと同様に、加工時の熱による影響を受けやすいものが多く、せん断を抑えながら、より低温で加工できる当社の設備により、高品質な製品の提供が可能です。